シャント作成手術の流れ
- 血管の検査・治療計画
両側の腕の静脈と動脈を超音波装置で調べ、どの静脈とどの動脈をつなげるのか方針を決めます。また、シャント手術にふさわしい静脈が存在しない場合は人工血管を用ることも検討いたします。 - シャント手術
局所麻酔を用いて行います。術中の痛みはほとんど感じないうえ、意識ははっきりし、会話をすることも可能です。
術後に出血がないことを確認し、必要に応じて痛み止めの処方もいたします。基本的には日帰り手術で行います。人工血管の手術を行う場合や、高齢の患者さん、体調がすぐれない患者さん、ご希望する患者さんは短期間の入院(提携病院)で手術を行います。 - 手術後の注意点
日帰り手術では、食事や飲み物などの制限もなく、普段通りの生活サイクルで構いません。
ただし、手術を終えた日は可能な範囲で構いませんが手術を行った腕は安静にしてください。翌日からは通常通り動かしてください。フィルム材で創部を保護しますので、シャワーは可能です。湯舟には創部は浸さないでください。 - 手術一週間後
シャント手術からおおむね1週間後に、外来に受診していただきフィルム材をはがします。抜糸は必要ありません。